「天使の着ぐるみ」という一冊の冊子があります。
なにもしないで生きていく着ぐるみを着てくるお話です。
何もしないって?
どういうこと?
人間はみんな、この人生で学ぶべき着ぐるみを
選んで生まれてくるのだそうです。
たくさんの人生を何度も何度も生まれ変わって、
色んな経験をつんでいくと、
そんな着ぐるみもすべて着てしまって、
最後に残っていて着て生まれるのが
なにもしない。
なにも言わない着ぐるみだそうです。
その着ぐるみを着る人は、
いままでたくさんの色んな経験をしていただけ。
だからこそ、与えられた着ぐるみなのです。
あなたには、着ることができると選ばれた人だけが着る、
今の社会では、「障害」と言われる着ぐるみなのです。
何もしなくて
何もいえなくても
そこにいるだけで
まわりのみんなを幸せにできたら。
その着ぐるみを着た子を持つ母も、
出会う人すべて、
選ばれたひとなのだそうです。
そんな、優しいお話。読んでみてほしい一冊です。
すべてのみんなが笑っている世界を願います。